えらいてんちょうさんをUX分解 Vol.1

 
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他人から頼まれることで真の勇者になる・RPG聖人生戦略

消極的な理由で起業

ー第2回目は、プロ奢ラレヤーさんからご紹介いただいた「えらいてんちょう」さんです。なんと車の中でインタビューというびっくりな展開から始まっています。

まあ、らしくていいかなと(笑)。

 
 
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ーえらてんさんはユーチューバーであり、「エデン」というバーを全国に展開されている起業家でありと、いろんな顔をお持ちです。簡単に自己紹介をお願いします。

えらいてんちょうと申しまして、今、27歳です。大学在学中に起業しまして、とはいっても「これをやろう!」ということではなく、適当にその場でできそうなことをやっていたら、バーが十店舗ぐらいになっていたりしたということですね。

この記事が出る頃には『しょぼい起業で生きていく』という本が出ていると思います。

ー今までサラリーマンとして勤めた経験はなくして起業したのですか?

はい、1回もないですね。

ーどうして起業を選んだのですか?

大学在学中に「これはもう向いてないな」と思いまして。というのも人生において、朝起きられたことがないんですよ。学校も1学期ずっと遅刻しないということは不可能だったんです。

人生で一番遅刻が少なかったのは中学3年生の時の10回で、年間200回中どうしてもそれぐらいはしてしまう。電車もすごくキツくて、ストレスになってしまう。

そういう消極的な理由で「組織に頼らず生きていかないとしょうがないな」とどうにかやっているうちに、食えるようになってきたという感じです。

ーいろいろ試しているうちに今のかたちに行き着いたということですが、最初はどんなことを?

記事の校正とかテープ起こしとか、出版社の下請けみたいなことですね。一応会社という形にはなっていたんですけど、バイトみたいな感じでなんとか食いつないでいました。

それから2015年の10月にリサイクルショップを作りまして、それがそこそこ儲かって、その儲けを元手に出したバーが当たってということですね。

 
 
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全国にフランチャイズ展開するバー・エデンとは?

ーそのバーを「エデン」という名前にした理由は?

人が「エデンでいいんじゃない?」と言ったのを採用しただけで、あまり深い意味はないです。なんとなくですけど、まだリンゴを食べていない原罪前の人々みたいな感じで(笑)。

 
 
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ー(笑)。それがいまや全国展開しているそうですね。

その全国展開なんですが、私は直接責任者になっている実店舗は1点もなくて、ぜんぶフランチャイズなんですよ。東京の本店はもともと私が経営していたんですけど、この10月に事業売却して、全体の商標だけは持っているというかたちです。

やりたい人がいれば、条件が合えばどんどんやっていただくということで、今年の1月から始めたんですよ。

ーフランチャイズ展開をはじめたきっかけは?

エデンがけっこう名物店になってきて、地方にもあるといいなっていう話にTwitterとかでなってきたんです。

ただその時は既にリサイクルショップも売却していて、あまり手広くやらないようにしようと思っていたので、自分がやるのではなく、誰かが現地でやってくれるならいいなと思いまして「誰かやらない?」とブログで書いたんです。

そのブログ経由でやりたい人が現れてきて、という流れですね。

ー雇うわけではなく、やりたいと手を上げた人にお願いすると。

そういうことですね。それは個人事業主なり、法人なりに対して委託してということになります。自分の会社には従業員は1人もいないので。

ーそれも新しいカタチですよね。もともとエデンをどういう店にしたかった?

それがぜんぜんないんですよ。あまり最初にコンセプトありきでやらないので、やってくれる人に任せるという感じで。そういうことで始めた「1日バーテン制度」というのがエデンの名物になっていて。

-1日バーテン制度とは?

毎日、日替わりでイベントをやるというものです。自分でずっと立っているのは面倒くさいので、「イベントをやって」と声をかけたりしていたのが制度化されていって、広がっていったという感じですね。

それをどういう形で制度化するというときも、お客さんで友人のコンサルタントが「こういう形でいいんじゃない?」と言ったのを、じゃあそれでいいやと。基本的に自分であまり考えないので(笑)。

「宗教系ユーチューバー」はこうして生まれた

-YouTubeの動画投稿はいつからですか?

2018年2月から始めました。

ーけっこう最近なんですね。

そうなんですよ。そこで今までの人生の切り売りみたいな内容の動画を出していたら広まりまして(笑)。

ーヤバイ宗教や入るべき宗教など、宗教を掘り下げた動画が人気ですね。

宗教はとくに押し出してはいなかったんですけど、それがもう再生の8割ほどを占めているので、一般的な認知としては「宗教系ユーチューバー」ということになるのではと。

本の挨拶回りに行っても「あれ、宗教の本じゃないんですか?」と言われるぐらい。本人的にはそんな気持ちじゃないんですけど、流れに乗っているので周りに合わせて行こうと(笑)。

ー宗教という題材を取り上げようとしたきっかけは何ですか?

もともと宗教は好きで独学で勉強していたんですけど、エデンで宗教家の人を呼んでイベントをやってもらったりして親しくなったのもありますね。

ーたとえばどういうイベントを?

イスラム教の専門家を呼んで「ムスリム飯」みたいなものを出すイベントをやったりですね。あとは「ポケモンGO」の宗教的な問題について語るみたいなイベントもありましたね。

ーポケモンGOと宗教ってすごく遠い気がしますが…。

いろんな宗教の観点から語るということで、たとえばイスラム教のメッカのカーバ神殿にミュウツーが出現したらやばいことになるとか、靖国神社にベトベターやドガースばっかり出ると、かなり政治的な問題も発生するだろうとか、そういった宗教的な問題が出た時どうなるかというのを、各宗教の専門家を呼んで会議するみたいな(笑)。

いろんな社会問題について各宗教の観点から分析するようなイベントがエデンではけっこう人気で、実際にそういったイベントを通して、宗教の専門家と親しくなったりして、動画に出てと言うと出てくれるような関係性になった人もいて。

 
 
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ーそれをYouTubeに上げていたらまたたく間に人気コンテンツとなったと。

そういうことですね。匙加減といいますか、どこまで突っ込んだらホントに怒られるかがある程度分かっている人は少ないと思うので、結果的に競合がいないという形になったのかなと。

ーすごいブルーオーシャンですね。

そうですね(笑)。

 
 
 
 
 
 
 
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