えらいてんちょうさんをUX分解 Vol.2

 
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他人から頼まれることで真の勇者になる・RPG型人生戦略

しょぼい起業のコンサルタント

ーさまざまな仕事をされる中、収入の割合はどうなっていますか?

すごく難しいんですけど、私自身の報酬はかなり絞っているところもありますので、会社の売り上げということでいうと、全店のアドバイス等で付いているコンサルティングフィーがだいたい40%ぐらい、YouTubeの収入が月により変動しますが30%ぐらい、家賃など資産から生み出されるものが15%ぐらい。

残りの15%は記事の執筆やイベントの登壇報酬などそういった収入ですね。

 
 
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ーリスク分散ができているという感じですね。

そうですね、コンサルティングフィーが多店舗に渡っているので、リスク分散をしようと思ったわけではないですが、結果としてそうなったという感じですね。

ー経営コンサルタントの顔も持っていますが、それはどういうことをやっている?

リサイクルショップやバーといった小規模店舗の経営をかなりやってきたので、それについてはアドバイスできることがあるというので。たとえば初期費用をどう抑えるかとか、初期にどう集客するかといった面ですね。

月に10万円の固定経費がかかるとすれば、原価がどれだけかかって利益率がどれぐらいかかるかというのが普通の考えですが、そうではなくて、10人のファンをつけて月に1万円ずつ課金してもらえば、それだけで店舗の維持はできるようになるとか。

極端な話、私が1回行けば10万円ぐらいの売り上げになるので、それで店舗は大丈夫ですよね、的な(笑)。そういった形のコンサルティングになります。

あとは店舗と周辺のネットワークがあっていろんな人間がいますので、私にアクセスすれば周りにアクセスできるとか、例えば税理士の先生も紹介できますし、公認会計士とか弁護士の先生もいらっしゃいますし。

ーえらてんさんが1つの大きなメディアの柱になっているんですね。どうやってそのようなハブになっていたのですか?

エデンにいたのがいちばん大きいですね。エデンには毎日いろんなバーテンダーがいますが、閉店間際に集金に行くと顔を合わせる。

そうすると、そのバーテンダーのお客さん、私がぜんぜん会ったことのない人や知らなかった人と会う機会があって、人脈というと陳腐な言い方ですが、顔を合わせる人間が多くなりましたね。

あとブログなどで自分のファンになってくれる人がけっこういまして、それがハブとして使ってくれやすくなるということですね。

「扶養したい」が結婚の動機!?

ー奥様とお子さんがいらっしゃいますが、出会って2日で婚約して2週間で結婚されたとか!

2週間というのも、戸籍謄本を取り寄せるのに時間がかかったので、結果的に2週間になっただけですね。

ーバーのお客さんだったそうですが、やはりインスピレーションで?

もちろんかわいい人だなと思いましたけど、それよりまず思ったのは、彼女が精神的に会社がきついと話していて、それなら会社を辞めて実家に戻ったら生活保護を受けられるよってことを思ったんですよ。

それに同行しようかとも思ったんですけど、いや、初デートで生活保護を勧めるのもどうなのと思いまして、じゃあ結婚しようかって言って。

 
 
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ー生活保護申請に同行するか結婚するかの二択(笑)。

いきなり生活保護というのはおかしいですからね。まあでも、私もちょうど1人扶養してみたいなと思っていたところだったので。

ー「扶養したい」が結婚動機!?

ある程度、仕事に余裕が出てきたところで、人生でやり残したことは結婚ぐらいしかないなと思ったんですよ。未知のことというのでしょうか。

1人の人と子供を作ったりしながら一緒に暮らしていくということはやったことがないので、やってみようかなという感じで。

ーネガティブな言い方をすれば、結婚は墓場だと言ったりします。男性が1人で扶養する場合、収入を半分に分けることになって、自分の分は減りますよね。それに対する負の感情はない?

それに関してはまったくないですね。収入が半分になるということに関しては、「じゃあ収入がまったくない時にはどうやって暮らしてたの?」ってなる。子供の時はまったくないわけで、それは親の金で生きてきたわけで。

そうしたら自分が一人前になった時に収入が全部自分のものっていうのは、あまりに子供っぽいというか。まあ、大人になりたいなと思いまして。

ーなるほど。実際に結婚されていかがですか?

いいですね。結婚してみて、妻とか子供の言うことから、結果的にかなりのことを吸収できているところもあるんです。

たとえば、妻はかなり病弱でアレルギーもあり、胃の調子によっては昨日食べられたものを今日は吐いちゃうみたいなときもある。私はそういうことがぜんぜんないんですよね。だから結婚当初はまったく分からなかった。

せっかく好きだと思って買ってきたのに何で食べられないのとか、最初のころはイラついてましたね。

でも妻はそうであって、そういう人は現実にいっぱいいて、それは解決しなければいけない問題で、それは一緒に生活してみないと分からない。自分だけでは気づけないし、妻から教えられることはすごく多いですね。

ー1人では経験できなかったことがあるんですね。結婚することで見えるものが変わってきた?

かなり変わりましたね。見える範囲が広がりました。


人から求められることをやっていきたい

 
 
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ーいろいろお話を聞いてきましたけど、これからえらてんさんがやってみたいことや考えてらっしゃることは?

自分でこれをやろう思って始めることはあまりなくてですね。今日のお誘いもありがたく思っているのですが、これをやってほしいとか、これをやったほうがいいとか、そういう周りからの声を聞いていきたいというか、いい意味で流されていきたいですね。

ーさきほどの結婚観と似ていますね。

そうですね。内田樹先生という学者がいるんですけど、その人が言っていることがすごく面白くて、ロールプレイングゲームの主人公は自分から始めない、と。

ポケモンだったら、ポケモン図鑑を埋めてほしいとか、ドラクエだったら竜王を倒して欲しいという村人の声みたいなものに動かされて始まるということですね。俺は魔王を倒したいんだと始まるゲームはない。

他の人から頼まれることによって、勇者は勇者になるというのでしょうか。だから、私は勇者になりたいですね(笑)。

ー自我ではなく他者から求められたことをやっていくと。

そうです。他の人が「あなたにやってほしい」と言うことを聞いていきたい。YouTubeをやっているとたくさんそういう声が来るんですよ。◯◯をやって欲しいと。

その中には、何でもあいつに頼めばいいやという声も「魔王を倒して欲しい」という真剣な悩みもあると思うのですが、聞く側としてもけっこうそれは分かるので。

そのすべてを聞くことはできないのですが、声に耳を傾けて、これはと思ったことはやっていきたいですね。

 
 
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