ライフネット生命保険株式会社 様 導入事例

 
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「本質を突いたデザインで、5年後のオンラインの保険市場を切り拓く」

「正直に わかりやすく、安くて、便利に。」

2018年に開業10周年を迎えたライフネット生命保険株式会社。「マニフェスト」に込められた思いは、開業当時、オンラインで保険商品を販売するという“常識外れ”と見られたビジネスをスピード感を持って推進し、多くの消費者から支持を得る現在のライフネット生命に至る原動力となりました。

今回、開業10周年の年にリリースされた、ライフネット生命保険のアプリについて、開発に至る経緯や開発プロジェクトの全容、さらには生命保険業界の未来について、大いに語っていただきました。

“世界を良くしたい”というメッセージが第六感に響いた

 営業本部 お申し込みサポート部 CRMグループ リーダー 渡邉様

営業本部 お申し込みサポート部 CRMグループ リーダー 渡邉様

――まず、なぜアプリが必要になったのかについてお伺いしたいと思います。

営業本部 お申し込みサポート部 CRMグループ リーダー 渡邉様(以下、渡邉) 生命保険は、お客様にご契約いただいてから、実際に給付金・保険金をお支払いするまでの接触頻度がどうしても低くなってしまいます。アプリがその間のクッションになってくれるのではと思っていました。

ただ、そのためにはどんなアプリにすればいいのかがわからない。例えば、当社にはスマホアプリのインタラクションのノウハウや、デザインについてもノウハウがありませんでした。

――そういった状況のなかで、パートナーとしてツェッペリンを選んでいただきました。決め手はなんだったのでしょう?

渡邉 第六感です。これを言うと笑われそうですが、本当にそれに近いものがあって。最初はたくさんの会社が候補に挙がっていて、それぞれのサイトを詳しく拝見しました。その中で、ツェッペリンさんのサイトには何か引っかかったんです。“世界を良くしたい”というメッセージは、他の会社にはありませんでした。

この会社と一緒に何かできたら面白いことが起きるんじゃないかと。社外取締役など御社に参画されている方にも、面白い方がたくさんいらっしゃって、そこも良いなと。

普段はロジックで詰めていくんですが、それでも直感は信じたいと思っています。今回は、直感を信じて良かったと思っています。

経営戦略本部 事業開発部長 新井山様(以下、新井山)パートナーを選ぶ際、こちらには加点と減点で点数を付けるシステムがありました。その中でツェッペリンさんは、減点も若干はありましたが、加点がずば抜けて高かった。ひと言でいうと、プロっぽい。

実際にプロジェクトを進めてみても、媚びる感じはなく、プロフェッショナルな視点でしっかりと意見をしてくれる。僕らもアプリを作るのは初めてだったので、色々やってみたいこともあって。でも、そこを納得のいく説明とともに削ぎ落としてくれたり、基本的な姿勢がブレない感じがすごく良かった。実際に出来上がったものも、ごちゃごちゃしなくて良かったです。

渡邉 プレゼンもピカイチに良かったですよ。

新井山 社風について説明していないのに、一番理解していただいていたなと。

渡邉 ライフネット生命が何をしたいのか、どういうコーポレートグラウンドでやってきたのかといった本質の部分を、プレゼンの冒頭からずいっと突いてくれました。そこを軸足にプロジェクトを進めましょうと。

ともするとアプリって、小手先のことをやりがちですが、“御社は本質部分がしっかりしています”というメッセージを言ってもらえた。あれはすごくうれしかったし、そうなんだと自分自身改めて思い直したところがあります。

――プレゼンについては、色々と調べるなかで商品も素敵でしたし、ライフネット生命さんの根本、創業のストーリーやどういった考え方でビジネスをしているのかといったことについて、ユーザーさんの理解が深いことも興味深いなと思いました。そこをしっかりと主張しようとプレゼンに臨みました。

何かを決める際、いつも基本に立ち戻らせてくれる

 ZEPPELINディレクター 荒川

ZEPPELINディレクター 荒川

――プロジェクトを進めていくなかで、お気づきになったことなどありますか?

渡邉 色々と決めて行くときに、割とスムーズに行ったと思います。例えば、スマホの画面に置くときのアイコンの見た目をどうしようというときも、割とすんなり行きました。その際も、「CIをそのまま使いましょう」と言ってもらえたのが大きい。こちらでは結構色々と考えていたんですけど、「そうかそれでいいのか」って(笑)。

小手先に行かなくてもいいんだと、その時も思いました。そうやって、毎回、こちらを基本に立ち戻らせてもらえたのが、すごくありがたかったです。

新井山 当社のシステム部で実際に開発していた女性社員は、ツェッペリンさんから色々とフィードバックをもらって新しいことができたのはすごく良かったと言っていました。今日、ツェッペリンの方と会うと言ったら「絶対、そのことを伝えてください!」って念押しされたんで、お伝えします(笑)。

――開発側として、感じられたことなどありますか?

システム戦略本部 システム企画部 マネージャー 田中様(以下、田中) 当社はどうしてもデザインのノウハウがそこまでないので、御社からのサンプルを見たときに、最初はちょっと難しいのかなと思いました。普段であれば、そういった難しいのは先に削ぎ落としたりすることも多いんです。

でも、今回はツェッペリンさんに乗っかる感じでやってみたら、うちのシステム部の頑張りもあって、結果としてここまでできるのかというのが意外なほどでした。提案内容も良かったのでやりやすかったですしね。

――開発の皆さんとも何度もお打ち合わせさせていただいたのが、すごく良かったです。反対に改善点はありますか?

田中 基本的にはありません。ただ、「これは本物? サンプル?」というコミュニケーションを綿密にできれば、出し戻しも少なかったのかなと。とはいえ、スピードとスケジュール感的にはまったく問題ありませんでした。

渡邉 全然ないです。いい思い出しかない(笑)。

――ありがとうございます(笑)。

5年後のスタンダードをライフネット生命から発信したい

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――ここからは、ライフネット生命さんの方々が、今後、ユーザーさんとのコミュニケーションをどうしていきたいかという、少し未来のお話をお聞かせいただきたいと思います。

渡邉 アプリをリリースして、今はまだスタート地点で考えている状況です。最初の一歩が重要だと思うので、どんな方向に向かうかをみんなで詰めているところです。

――アプリはユーザーさんとのコミュニケーション量がすごく多くなるので、one to oneでちゃんとつながるような場に設計するというのも、1つの方法としてありますよね。会社として今後どうしていくかということと、アプリとが密接につながるところもあると思います。

渡邉 会社全体としては、新しい経営体制になり、今一度、生命保険に対する体験をリデザインしたいという話も挙がっています。そういう中で、アプリはいい位置付けになると思っています。それこそ、創業した10年前はPCのウェブブラウザで保険を買うなんて誰も体験したことがなかったけれども、今ではかなり浸透し、スマホで買う時代になりました。

それと同じようにアプリで何かをするというのは、今はまだハードルが高いかもしれませんが、5年後には普通のことになっているかもしれません。そういったスタンダードを作れたらいいですよね。

田中 今回、アプリを作ってみて、便利というより楽しそうだなという感じのものができたと思います。アプリを作る時って、ウェブはあるけどアプリがないから作りましょうという消極的なものが結構多いですよね。でも、今回作ったものは、本気で作り込んだので認証もすごく便利で、1つの機能として成り立っているなと。ここから拡張していくのは、すごく有意義だと思っています。

ヨーロッパの状況から見据える「保険業界の未来」

――この先、5年後にどのような方々にライフネット生命さんに関わっていただきたいと思っていますか?

渡邉 生命保険会社の中でライフネット生命は特異なポジションにいるべきですし、もっと若い世代にしっかりリーチして、接することができるようにしたいと。そのためにも、5年後の世界でスタンダードなものをいち早く取り入れて、20代、30代の方が保険を考え始めたときに、一番最初に僕らのことを考えてくれるのがかっこいいなと思っています。そうすることでシェアも大きくしていきたいですね。

新井山 大企業では団体保険への加入の意思確認があってあまり意図せずに加入する保険加入が飽和状態だと言われています。そこを崩して行くのは、僕らのやることではない。そうではなく、会社が提供する保険がない人たち、極端なことを言えばフリーランスの方も含めて、若い層の人たちが自分たちで考えるときに、ライフネット生命が挙がってくるというのが狙い目です。

 例えば、1つの方向性としてヨーロッパのようなスタイルに寄って行くのもあるのかなと。というのも日本では、例えば入院時の保障で医療保険などに単独で入る方がいますが、イギリスでは単独で保障性保険に入る人がそもそもすごく少ない。むしろ生命保険というと、年金や将来に必要なお金については、自分に蓄えがあるのなら、それを生前贈与して子供に財産分与するのを保障で賄わずに、資産を移すことで行います。そういったことをかなり計画的に行うんです。ライフプランの進んだ考え方ですね。

――イギリスでは、ライフプランを相談する人がいるんですね。

新井山 インディペンデント・フィナンシャル・アドバイザー(IFA)と呼ばれる資産運用の専門家がいて、国の制度として機能しています。将来の保険において一番効率的な方向性をアカデミックに捉えてみると、今のイギリスのような方向に寄っていくのではないかと思います。そうした中、ライフプランをしっかりと相談できるIFAのような存在に僕ら自身がなっていくというのは、1つの大きな方向性としてあるのかなと思います。

一方で、イギリスでもIFAの相談手数料が高くて払えない人がオンラインで単品で保険商品を買うという動きも少し出てきているので、僕らがその先駆けになるという手もあるのかなと。どちらが正解というのは、正直わからないところではあります。

それから、ヨーロッパにいて感じたのは、UI/UXの重要性の高まりです。保険は経済合理性のみでユーザーさんが動いているわけではなく、イメージやブランドで決める方も結構多くいます。今後、商品を売る際に対面ではなく、スマホやPCが主流になるとしたら、UI/UXはすごく大事だなと。ヨーロッパではすでにその流れがあります。

――日本ではまだまだという感じもあります。そんな中、ブランドという面で言えば、ライフネット生命さんのユーザーインタビューで思ったのは、コミュニティとして「ライフネット生命」が存在しているという印象を受けました。単に保険商品を買って、受け取るというより、集まる場として機能している。それは、ブランドとして持っている価値ではないかと感じました。

業界の方でないと語れない未来のお話もたくさん伺うことができました。ぜひ、これからもユーザーさんの視点に立った商品作りやアプリの方向性に期待しています。

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▽企業DATA

ライフネット生命保険株式会社

住所:東京都千代田区麹町2-14-2 麹町NKビル

URL:https://www.lifenet-seimei.co.jp/

 

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