太陽工業株式会社 様 導入事例

 
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小さなチームが組織を動かす!

創業100年の建設会社が挑む、 デジタル時代の組織改革とは。

「軽い・柔らかい・光を通す」といった機能的な素材である「膜」を事業の中核に据え、国内外に多くの膜構造建築物を提供してきた太陽工業株式会社。

これまでは、お客様と直接会い製品を売り込む対面コミュニケーションが中心でした。

しかし、今日のデジタル社会ではネットから多くの情報を手に入れ、比較することが容易になりました。

つまり、会う前にすでに答えが決まっている状態となるため、今まで太陽工業が築き上げてきた営業力が、通用しなくなる危機感を抱えていました。

デジタル時代に合わせたコミュニケーションが、太陽工業には求められていました。

お客様に選ばれる企業になるために――。

今回は、ZEPPELINとのプロジェクトを通して、どのような印象・効果を感じていただけたかを、プロジェクトオーナーの中嶋 好清さん(太陽工業 常務取締役)、プロジェクトマネージャーの上田テツヤさん(太陽工業 経営企画室 コーポレート・コミュニケーション担当マネージャー)にお話伺いました。

最初はバラバラだった、メンバーの「共通認識」

 常務取締役 中嶋様

常務取締役 中嶋様

――お客様に選ばれる企業になるために、これまでとは違ったコミュニケーションが必要になり、「さすが!太陽!プロジェクト」が立ち上がりました。プロジェクトを遂行していく中で、どこに重点を置いたのでしょう。

中嶋 そもそもの部分で、「太陽工業って何だ?」ということをみんなが認識した上で、その情報を発信しようと。

――プロジェクトの目的に、「世界で太陽工業だけが持つ○○を言語化・明確化し、情報発信ツールを通じて社会に向けて発信することで、企業価値を高め、変革と売り上げに貢献する」を掲げました。

プロジェクトの目的を見たとき、中嶋さんと上田さんはどのような印象をお持ちになりましたか?

中嶋 正直に言うと、最初はあまりピンときませんでした。「膜って何かな」

ということを改めて自分たちが認識して発信することはすごくいいことだと。でも、それをどうしたら達成できるかがぼんやりしていました。ただ、それが太陽工業には必要だということは十分わかっていたので、積極的に参加しようと。

上田 私もプロジェクトの目的を見て、「太陽工業だけが持つ○○」の○○について、何となくはわかっていても、プロジェクトのメンバーが共通認識として語れるほどではありませんでした。

中嶋 現場の社員4名もメンバーにいましたが、それぞれ部署も違うし、最初は“やらされ感”があったと思います。

「視点を広げる。リセットする」

UXリサーチを通じて見えたこと

 経営企画室 コーポレート・コミュニケーション 担当マネージャー 上田様

経営企画室 コーポレート・コミュニケーション 担当マネージャー 上田様

――いわゆる受け身の姿勢からのスタートだったわけですね。その後、プロジェクトが進むうちに何か気づいたことなどありますか。

中嶋 自分達を客観的に理解するために、ZEPPELINさんが実施してくれた自社の製品を体験するUXリサーチがありました。

そういう活動をするうちに、うちの会社はこんなこともあんなこともやっているんだということが、頭だけでなく実体験として分かってきました。その時に、自分も含めて変わりつつあるなと。

――具体的にどこが変わったのでしょう。

中嶋 もう、メンバーの顔からして違う(笑)。やらされ感ではなく、自分のこととして「太陽工業とは何か」という議論していた。その時に、このプロジェクトは絶対に成功すると思いましたね。

上田 私も事務局の人間として毎回参加していたのですが、回を重ねるごとにすごく良くなっていくのがわかるんです。

――プロジェクトの前段階で、部門長の方々とお話ししていて、各事業部の社員は隣の部署が何をやっているのかや、新しい製品のことをあまり知らないということがわかりました。

それを踏まえ最初は、チームビルディングも兼ねて、各メンバーがどんな業務をしているかを話してもらったのですが、事業部ごとに売り方や会社に対する視点が違っていました。企業メッセージとして「膜にこだわり膜を超える」と掲げていましたが、その膜の捉え方も多種多様。

そこで自社の製品を体験する、思いを可視化する、整理するといったワークを繰り返しました。その結果、より広い視点で会社のことを捉えられるようになったのではないかと思います。

上田 メンバーである池田君は、入社して7年ほど経っています。

それくらい経つと事業部のカラーに染まって、自分のところの製品はわかっていても、横の部分が分からなくなる頃です。それに加えて、入社当時の「なぜ自分は太陽工業を目指したのか」といった思いも忘れてしまいがちです。今回のプロジェクトで、そういった部分を考え直す機会を与えていただけた。

これは私自身にとっても、すごく有意義でした。サラリーマンとして日々過ごしていると埋没しがちなことを、1回リセットできました。

全く新しい戦略から見えた、本質的価値とは?

 ZEPPELINディレクター 桑本

ZEPPELINディレクター 桑本

――自分達を捉え直すことから始め、そこから太陽工業オリジナルな価値を見つけ出していきました。価値を表す言葉として、「○○を包む」をキーメッセージとし、それを伝える方法としてZEPPELINで動画を3本立てで制作しました。

中嶋 保育園(※)の先生の表情とか、子供をあやしている保母さんの映像とか、見ているとすごく癒される。

ZEPPELINさんの動画によって、うちの製品を使っている人、人そのものに焦点が当たるのですよね。先生が子供を抱くシーンで、膜が包んでくれる柔らかさといったこともイメージさせてくれましたし。

※社会福祉法人 こぶしの会 すずのき台保育園

太陽工業のシースルーソーラーガラスを園の天井に使用している。『成長を包む』というテーマで動画を制作した。


上田 これまでうちには、人にフォーカスを当てた制作物はありませんでした。カタログも人の映っていない、製品の機能にフォーカスしたような写真ばかりでしたからね。

――製品からの視点もありますし、人から見える製品という視点もあるなと思いました。

上田 しかも、お客様にフォーカスを当てつつ、どんな思いで製品を提案したのかと社員が語ることで、現場の社員にもフォーカスが当たっている。その2つがしっかりと立っているのは、すごく新鮮でした。

もうそこは完全にZEPPELINさんの力量です。こだわりの中で作っていただいたのを横で見ていて肌で感じましたから。

――ありがとうございます。社内での反応はいかがでしたか?

上田 営業部隊があの動画をすごく欲しがっていました。営業ツールとして使いたいと。プロジェクトチームとしては、会社のブランディングとしての動画だったのですが、営業部隊はまた違う見方をしていました。

――それはどんな使い方ですか?

上田 製品に直結して、実際に製品を利用されているお客様が話している動画が欲しかったと。すごく期待感があったようです。

想いをつつむ(エムズ物流様/膜倉庫編)produced by ZEPPELIN

暮らしをつつむ(三朝町総合スポーツセンター/膜天井編)produced by ZEPPELIN

プロジェクト後、変わり始めたメンバー

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中嶋 池田君はものすごく成長しました。プロジェクトに参加しだしてから、業績もすごく上がったのですよ。彼の年代ではトップです。

上田 「半年で目標達成しちゃったよ」って、言ってました(笑)。

中嶋 プロジェクトが終わってからも、他のメンバーと一緒に仕事をしています。自分のお客様のところに、他の部署の社員を同行してもらってPRしたり、その逆に自分が同行する側になったり。

――その変化はすごいですね。プロジェクトがきっかけというのは、とても嬉しいです。

中嶋 今回のプロジェクトを経験したことで、太陽工業全体が見えたのです。お客様の要望に対して、これまでの知識に加えて、こうしたらもっと良くなるという引き出しがすごく増えた。

単にテント倉庫を売りに行くのではなく、他のところにまで目が行くようになったのでしょう。これはまさにプロジェクトの効果です。そこで改めて思ったのが、最初に掲げた目的の「変革と売り上げに貢献する」というのは、このことだったのか!と。

――プロジェクトの前半で、「太陽工業で何を成したいか」という自己実現について共有するワークをしました。その時、池田さんは例え話で、まっさらな土地があったとして、それをどう生かすかゼロから考えたいとおっしゃっていたのが印象的でした。

中嶋 これまではお客様に何か課題があり、解決の選択肢がいくつもあるなかで最終的にテント倉庫を建てようとなってうちを選んでいただいた。池田君が言うのはもっと上流、お客様の大きな課題まで遡っていけたら、色々な提案ができると。彼は今、そこまで遡ろうとしている。お客様が気づいていない困りごとを解決したいと思っているのではないかと思います。

――1年半にわたるZEPPELINとのプロジェクトを終えてみて、おふたりの中で気づきや変化はありましたか?

中嶋 やっぱり人は変われるということですね。初めに予想していた100点のところとは違う方向で、もっと上に行けたと思えます。予想を遥かに超えました。

上田 まずプロジェクトメンバーの成長です。狭くなりがちな視点をリセットして、最終的には、彼らが能動的にお客様や社内と関わりながら動画の3部作を作り上げたという実績ができました。形になるということは非常にありがたいことです。

――チームのつながりが増して、ひとつになる。今回、メンバーの方々に浸透したメッセージや考え方が、これから社内全体に広がっていってほしいと思っています。

中嶋 そこが目指すところです。その思いが広がっていくことで、お客様にも浸透していく。

上田 事務局の人間としては、まだまだこれからです。メンバーに起きた変化を全社に浸透するまでやる。それを自分の課題として頑張りたいと思います。

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▽企業DATA

太陽工業株式会社

住所:東京都世田谷区池尻2-33-16

URL:https://www.taiyokogyo.co.jp/index.html

 

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