プロ奢ラレヤーさんをUX分解 Vol.3

 
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戦略なき戦略!? 消去法で生まれた「プロ奢ラレヤー」という生き方

できないことはやらない。できる範囲で続ける。

ー面白い人と出会えそうな嗅覚もすごいですね。

もうそれしか興味ないですからね。それを最高効率でやろうと思ったら、自分がまず興味を持たれる人間になることと有名になることで、僕はそれをできる範囲でやっているだけです。

インスタとか動画は自分にはできないから割り切って、たとえばTwitterとか自分にできることをランニングコストが低い手段でやり続けて、最終的にある程度のところまで行けば、あとは他の人が勝手にやってくれる。

 
 
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ー他の人がやってくれる?

たとえばTwitterは共感した人がRTして、面白いと思う人のところまで届けてくれる。花粉を運ぶ虫みたいですよね。その人達とアンチの人達ってあまり変わらないです。どっちにしても花粉を届けてくれると僕が面白い人に会えるので。

今もそうじゃないですか。僕はいつもどおり喋っているだけで、それを勝手に記事にまとめてくれる。それを1人でやろうとするとむちゃくちゃ大変なんですよ。

ーこちらも取り上げるメリットがありますし、ウィン・ウィンじゃないと成り立たないけど、その要素をお持ちなのはすごいです。

その時に最適解を打てるかどうかは大事だと思います。

 
 
Illustration by Risa Ikami

Illustration by Risa Ikami

 
 

ー最適解とは?

そこで分析ができてない人は、例えば取材費とかお金を取ろうとしちゃうんですよ。フォロワー数から相場的には◯万円とか。

でもそれで取材が減るより、こっちが最低限ローコストでいられる条件だけ合えば、ただにしてコンテンツとして読んでもらうのがいちばん得。

何が難しいってランニングするのが一番難しいんですよね。そんな時、こういう場合はこれが得だってちゃんと判断できるかどうかが、長期戦では大事だと思いますね。

僕がローコストで続けていさえすれば、ユーチューバーやAbemaTVやブロガーが勝手に広めてくれるので、今はそのフェーズが来たって感じです。

パスポートを手に入れる

ー奢られることで有名になり、面白い人達とどんどん会える環境になっていますね。

それにはその業界のトップランナーになっていくことですよね。僕はトップランナーなんですよ。奢られる業界には僕しかいないから(笑)。

その「奢られて生きる」というのはパスポートとして機能しただけで、そのあとはTwitterのフォロワーが増えて、変な話、メディアアイドルなんですよ。フォローされる権利も毎月売れるし。

 
 
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ープロ奢ラレヤーというひとつのメディアができあがっている状態ですね。

今って個人がだんだんメディア化しているんですよね。そして僕のメディアに出た人がスピンオフのように人気が出ることもあるし、横にメディアができれば僕も拡大するわけで。

たとえば「レンタルなんもしない人(@morimotoshoji)」という人がいて、Twitterで「引っ越しをするので見送りに来てほしい」とか、その人をどうレンタルするかの依頼が来るんです。

で、彼は行って新幹線のホームでバイバイする。

ー赤の他人の見送りに!? 面白い!

それがTwitterでは1万RTぐらい行って、フォロワーが5000人ぐらい増えるんです。

彼は自分では何も考えず依頼で行っただけなのに、絵が面白いからRTされてまた面白い依頼が来てと、ファンが増え続けるんですよ。今やフォロワーが6万人ぐらいいるんです。 

その彼が「プロ奢ラレヤーを見て始めた」と言っているんですよ。そうすると勝手に僕の宣伝になって、今度はこっちに来る。

ー面白い相乗効果が生まれてますね。

それがずっと続くし、自分も素でやってるから全然疲れないし。日本の市場ではまだあまりやってないっていうのはあるので、やろうと思えば全然できるんじゃないでしょうか。

ーやってみようかなという気になってきました(笑)。

その時に何が大事かって、自分の特異点が何なのということですよね。

他の人と比べた時に、自分のここってちょっと変だなとか、メーターがバグってるなっていうのは、誰しもあるんですよね。それをどうやってパスポートに変換するか。

その点、レンタルなんもしない人のすごいところは、本当になんもしないことができるんですよ(笑)。「なんもしない」も貫いて極めたら、それは誰にも真似できないスキルなんですよね。

ーまずそこを探してパスポートにするのがいいと。お話を聞いていると、ビジネスの話と共通項がたくさんありますね!

Twitter自体がマーケティングですしね。手触り感のあるフィードバックがすぐに得られるし、今は個人でできていることが増えているから、スピード感は個人の方があると思います。

個人だと自分が意思決定できるし、ムリだと思えばすぐやめられて、しかも犠牲になる人がいない。 

自分の売り物を理解して、いかにそれを欲しがっている市場をうまく見つけるかっていうことですよね。

 
 
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