「お金はそもそも、仮想なんだ」Vol.5

 
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ビットコインが唯一自分の手元にあるもの

仮想通貨の「信用」はどこにある?

鳥越 仮想通貨の信用は、どこから来ているのでしょう?

 

本間 まず、仮想通貨が生き延びるというのは、コンピューティングパワーが提供されていて、チェーンとして存続するということです。

では反対に、最悪のパターンの「生き延びない」とはどういうことか。これは、大したコンピューティングパワーが提供されないことで、悪意を持った何者かによって書き換えなどをされてしまうことです。

 

鳥越 そういうことが起こってしまう可能性があるのですね。

 

本間 1つの例を挙げると、「モナコイン」はコンピューティングパワーが強くないので、ビットコイン側のマイナーがマイニングを本気になってやれば乗っ取ることもできます。

本心としてはブロックチェーンなので信用したいのですが、コンピューティングパワーが弱いので、それを上回るパワーを提供すればそっちが「正」になってしまいます。

 
 
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鳥越 そうなるとその仮想通貨の信用がなくなる、ということが起きてしまうわけですね。

 

本間 そうですね。操作できてしまうようなブロックチェーンは信用できません。ではなぜビットコインは信用されてるのかというと、書き換えできない、二重支払いできない、偽造できないからです。

 

鳥越 それだけ多くのコンピューティングパワーが注ぎ込まれていると。

 

本間 その通りです。信用とは何か、お金とは何か、という問いとビットコインは密接に関わっています。この10年の歴史の中で、結果としてビットコインに多くのコンピューティングパワーが注ぎ込まれ、13兆円という規模になり、その結果がビットコインの信用に繋がっているのです。

 

鳥越 長い時間をかけて信用を積み重ねてきたのですね。

 

本間 そうはいってもまだまだ非常識な技術ですし、円やドルに対する信用も高い。ただ、円やドルなどの基軸通貨に対する信用も言ってしまえば幻想とも言えます。

「それは本当に確かなのか?」という問いを突き詰めて考えれば、国が決して潰れないとは言い切れず、絶対的に確かなものではないんですね。

 

鳥越 国の方が長い年月をかけて積み重ねてきたものがある。だからと言って、国が潰れないとは言い切れませんね。

 

本間 一応日本の「円」は信用されていますが、いつハイパーインフレになっても正直おかしくありません。そういう可能性はゼロではない。ですから、私にとって一番信用できるのはビットコインなんですよ。

 

鳥越 以前もおっしゃっていましたよね。ビットコインが唯一、自分の手元にあると実感できるものだ、と。

 

本間 そこも重要なポイントで、自分が銀行に100万円預けましたとします。その100万円を「持っている」となんとなく仮想的に脳は思ってるけども、銀行が潰れてしまえば100万円は戻ってきません。

 

鳥越 実際は銀行に預けたお金も仮想だということですね。

 

本間 それに、例えば深夜の2時には送金もできません。ということは、私は確かに「持っている」はずなんですが、実は本当に「持っている」のは銀行です。極論すれば、その銀行がいつでも没収も、差し押さえもできてしまう。

あくまで例えですが、あるとき私が裁判に負けたら、裁判に勝った人が銀行の預金を強制執行によって差し押さえることもできるので、本当の意味で持っているとは言えないんですね。

 
 
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鳥越 ビットコインだと自分が「持っている」ことができると?

 

本間 ビットコインの場合、自分がプライベートキーを持つことができるので、100パーセント自分のコントロール下にあります。文字通り24時間365日、世界中のどこにでも送れるわけですから、ビットコインの方が円よりもはるかに実用的で、自分が「持っている」感覚があります。

 

人間が仮想に対してどう認識するかの度合いが鍵

 

鳥越 本間さんの中ではお金は全て「仮想」のものだから、「円」をはじめとして銀行に預けて通帳でしか確認できない通貨と違い、仮想だけれども自分の手元で自分の管理下にあって、いつでもコントロール可能なものに一番信用がおけるのでしょうね。

 

本間 そうですね。

 

鳥越 私が本間さんの話を聞いていて感じたのは、「人間が仮想に対してどう認識するか」の度合いが鍵になってくるのかと思います。

 

本間 まさにそうでしょうね。

 

鳥越 そして、仮想通貨について語るときには時間軸で捉える必要があって、どこの時間軸を見るかで変わってきます。

直近の1〜3年で仮想通貨を捉えると不安なこともあるし、長期的な視点、例えば100年後を見ると、金(Gold)から紙幣に長い年月をかけて変わっていったように、紙幣から仮想通貨へと切り替わっていき、仮想通貨が流通する未来も起こるだろうと。

 
 
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本間 それは確実に起こると思います。例えば、ビットコインがドルを凌駕する可能性もゼロではないと思います。もちろん、相当先の話だとも思いますが。

 

鳥越 どのようなことをきっかけにして起こるでしょうか?

 

本間 それはひとえに、技術によると私は思っています。技術的な革新が継続して成功すれば、ドルを超えるポテンシャルはあると思うんですよ。

 

鳥越 その時多分、人間の仮想に対する認識というのは、かなり高い状況になっているでしょうね。そして人類の歴史を紐解けば、常に便利な方が選ばれていることは容易にわかります。これから先、仮想通貨に徐々に切り替わっていくのでしょうね。

 

本間 私はそういう意味では、10年後、20年後にビットコインが存続していれば、おそらく今日よりははるかに信用を得られているだろうと思っています。時間の問題ですね。

 
 
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